年金基金と付加保険料で年金を増やす

1、付加保険料で年金額を増やす

国民年金をふやす方法には、国民年金基金と付加保険料を支払うという2つの方法があります。 また、農業従事者であれば農業者年金基金に加入することもできます。

付加保険料とは
付加保険料は、国民年金の第1号被保険者が年金額を増やすために保険料に上乗せして支払うものです。 毎月たった400円を通常の保険料にプラスして支払うことで、老齢給付の部分を増額することができます。 これは、1階の年金である老齢基礎年金の上乗せ部分になります。

付加保険料によって、200円×(付加保険料の払い込み月数)が年毎に増額されることになります。 また、付加年金と付加保険料には、物価スライド制は適用されません。 つまり、年金額が物価下落などで下がったとしても影響を受けません。

付加年金は1月400円の保険料が、1月当たり200円の年金として計算されるので、 2年で元が取れるお得な年金になります。

第1号被保険者で付加保険料に加入できない人
年金の免除を受けている人、滞納している人、国民年金基金に加入している人は、 付加保険料を納付することはできません。

いつからでも付加保険料への加入できますし、止めることもできます。 付加保険料に加入した月数だけ受け取る年金額に加算されます。

60歳から65歳未満の任意加入被保険者の場合
年金をもらう権利がない人、あるいは年金額を増やしたい人は、60歳以降65歳未満の期間、国民年金に任意加入できますが、 そのときに同時に付加年金にも入ることができます。

ただし、65歳以上で年金をもらう権利がなく、国民年金に任意加入する人は入れません。

遺族基礎年金を受け取っている場合
65歳以降も18歳年度末の子どもがいて、遺族基礎年金を選択して受け取いっていれば、老齢基礎年金に上乗せされる付加年金はもらえません。

遺族厚生年金を受け取っている場合
遺族厚生年金を受給している65歳以降の方は、自分の老齢基礎年金と遺族厚生年金を受給することができます。 付加年金は老齢基礎年金に上乗せされる年金なので同時に受け取ることができます。

障害基礎年金をもらう場合
65歳までに障害基礎年金をもらうことになれば、障害基礎年金に付加年金は加算されません。

付加保険料の支払い例
(例1)付加保険料を20歳から60歳までの40年払った場合
・400円×12ヶ月×40年間=192,000円 ←支払い総額
・200円×48ヶ月=96,000円 ←毎年増額される付加年金

(例2)付加保険料を40歳から60歳までの20年払った場合
・400円×12ヶ月×20年間=96,000円 ←支払い総額
・200円×24ヶ月=48,000円 ←毎年増額される付加年金
つまり、付加保険料は年金を2年間もらえば元がとれることになります。

<まとめ>
・国民年金をふやす方法・・・国民年金基金、農業者年金基金、付加保険料のいずれかに加入する。


2、国民年金基金で将来の年金額を増額

国民年金基金制度は、自営業やフリーで働く人など国民年金の第1号被保険者のための、 上乗せとなる年金制度のことです。加入できるのも第一号被保険者だけです。

もともと、サラリーマンなどの第2号被保険者は、国民年金に上乗せして厚生年金にも加入していることになります。 そのため、第1号被保険者と比較すると、将来受け取る年金額が大きくなります。

その差を埋めるために出来たのが国民年金基金制度です。 国民年金を1階部分とすると、国民年金基金は2階部分になります。

国民年金の老齢年金(老齢基礎年金)に上乗せされたり、死亡のときに一時金(遺族一時金)が支給されます。 年金のタイプは口数制で、掛け金や給付額も自由に決めることができます。

掛金月額は、給付の型や加入口数、加入時の年齢や男女の違いによって決まります。 掛け金上限は月額68,000円です。 4月から翌年の3月までの1年分の掛金を前納すると、割引(0.1ヶ月分)を受けることができます。

ただし、保険料が免除されている人、付加保険料を支払っている人、農業者年金基金に加入している人は加入することができません。

国民年金基金には、地域型と職能型の2種類あります。 地域型と職能型のどちらか一方しか加入することができません。2つとも制度の中身は同じです。

地域型基金は同じ都道府県に住む者で組織され、各都道府県に1つ設立されます。 職能型基金は同業者(定められた職種25種類)で組織され全国に1つ設立されます。

国民年金基金への加入は任意ですが、脱退は任意ではないので注意してください。 会社員になるなど、国民年金の第1号被保険者でなくなった場合は脱退することになります。

また、国民年金基金の掛け金は全額、国民年金と同じように社会保険料控除の対象となります。

国民年金基金の資産規模はおよそ2兆円といわれています。
長期運用と分散投資によって、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、短期金融資産などに投資されています。 投資比率は以下のようになっています。

・国内債券:37%
・国内株式:28%
・外国債券:10%
・外国株式:25%
(但し、国内債券には為替ヘッジ付き外国債券12%を含む)
(参考:「為替王・資産運用相談Q&Aメルマガ2万部達成特別記念号」メルマガ)

<まとめ>
・国民年金基金・・・国民年金(第1号被保険者)の上乗せとなる年金制度。


3、農業者年金基金で将来の年金額を増額

農業者年金基金とは、国民年金に上乗せされる年金です。 60歳未満で農業に従事している国民年金の第一号被保険者の方ならだれでも加入できます。

ただし、保険料の免除を受けていたり、国民年金基金に加入している場合はできません。

農業者年金基金は、国民年金と違って加入も脱退も任意にできます。 そのため脱退一時金も支給されます。

基金は積み立て方式なので、保険料も一定の範囲内なら自由に設定することができます。 もし、政府支援対象者に認定されれば、保険料が大幅に軽くなることもあります。

<まとめ>
・農業者年金基金・・・国民年金に上乗せされる年金。

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